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2016年8月30日

『キングダム ハーツ コンサート ファーストブレス』の感想

 『キングダム ハーツ コンサート ファーストブレス』の感想
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2016年8月28日。ブラスバンド(金管楽器)主体のコンサート公演『キングダム ハーツ コンサート -ファーストブレス-』を大阪ザ・シンフォニーホールまで見に行きました。原曲・作曲家は下村陽子さん。編曲と指揮者は和田薫さん。演奏は『Osaka Shion Wind Orchestra/シオン』。

スクウェア時代の人気ゲーム『キングダムハーツ』


『キングダムハーツ』といえばエニックスと合併する前のスクウェアが開発したPS2用のゲームソフトです。ディズニーのキャラクターとファイナルファンタジーのキャラクターがゲームに登場したり、宇多田ヒカルさんの『光』がテーマソングに起用されていたりと、一般的なゲームに比べて何かと異彩を放つゲームでした。

有名なタイトルなので、ゲームをプレイしたことがなくても、タイトルは知っているという人は多いのではないでしょうか。

会場となるザ・シンフォニーホール(大阪)に到着


当日は13時会場の14時開演で、シンフォニーホールに到着したのは12時40分頃で、早く着すぎたかな、と思っていたのですが既に入場待ちの方が列を作っていました。

シンフォニーホールの外観

会場の前に公園があるのですが、公園の方まで列ができていました。あれはグッズ購入目的のファンの方達がいち早く並んでいたのでしょうか。雨もポツポツ降り出しているような天気で、傘も持っていなかったため、列には並ばず会場の前で待っていました。

13時で開場になりまして、ずらずらと列に並んでいた人が入場していくのですが、長蛇の列は途切れることなく、中に入れたのは結局13時40分頃でした。シンフォニーホールって何回か来たことあるような記憶もあるんですが、こんなに並ぶんですね。

『キングダム ハーツ コンサート ファーストブレス』のグッズ販売


僕はグッズは買わなかったのですが、たくさんのオリジナルグッズや関連グッズが販売されていました。Tシャツ、トートバッグ、フェイスタオル、パンフレット、ネックストラップ、ぬいぐるみ、スマホケースなど。こういうグッズって、会場限定だとファンならやっぱり欲しくなりますよね。

 『キングダム ハーツ コンサート ファーストブレス』グッズ

『キングダム ハーツ コンサート ファーストブレス』の感想


さてコンサートの感想です。コンサートはオーケストラ(管弦楽団)ではなく、管楽器と打楽器がメインのブラスバンドでの演奏でした。ピアノ、ドラムセット、木管楽器なども含まれています。コントラバス奏者も一名だけいました。

フルオケとはまた違い、管楽器だけで構築される音圧やパワーが魅力的でした。印象的だったのはタイトルBGMにもなっているテーマ曲でしょうか。『Dearly Beloved』あの曲はとても美しいと思いました。感動系の曲とか、しっとり聞かせる曲とかは、ここで弦楽器の音も欲しいな、なんて思って聴いていました。

ちなみにその曲はコチラです。
# Kingdom Hearts - Dearly Beloved (Title Theme)


ちなみに席は2FのEE列10番で、ステージを12時とすると7時方向のかなり後ろの方でしたが、音は想像していたよりも凄くよかったです。位置的にチューバとかコントラバスとか聴こえにくかったのと、遠すぎるとクラリネットやフルートなど出力の小さな木管楽器も聴こえにくくなってしまうので、もう少し前で中央よりなら尚良かったと思います。

※画像はシンフォニーホールの座席表より@http://www.symphonyhall.jp/
 シンフォニーホール座席

いくつかの曲の途中のソロ演奏では、奏者がアドリブっぽく演奏する箇所もあったり。原曲の影響もあると思いますが、編曲はされていても、全体的にはクラシックというよりもポピュラー音楽の色が強かった印象です。ビブラフォンの出番が結構多くて、ピアノとユニゾンしていたりキラキラした音が綺麗でした。

途中でディレクターの野村哲也さんと、開発プロデューサーの方かな?3名ステージに上がられて、新作の話や開発の話で盛り上がっていました。ここ大阪でキングダムハーツの新作の開発が行われているとのことでした。

下村陽子さんも大阪出身で、よくここシンフォニーホールへは足を運んでいたというお話をされていました。

あと語り部の方がいて、演奏前にオリジナルストーリー(?)の朗読があったのは驚きました。アンコールでは、作曲者である下村陽子さんがピアノを演奏し、ジャズ調にアレンジされたタイトルBGMをノリノリで演奏していて、会場では手拍子がありました。

そしてラストは宇多田ヒカルさんの光をブランバンドでアレンジした曲が演奏されて終わりました。

ラストの『光』は、なんだろう、ちょっと伝えづらいのですが、曲はブラスバンド用にアレンジされているのですが、メロディラインがもともとボーカルの曲でハッキリしているのもあり、途中まではすっごいポピュラーな感じが否めないのですが、最後の最後はクラシカルな響きになってダダダダン!と勢い良くしめるのが、なんともブランバンドという感じの爽快さで面白かったです。

もしフルオケのコンサートがあるなら、またキングダムハーツのコンサートを観にいきたいなぁと思いました。

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プロフィール
CanopusSounds Author : かのぷー / Canopus
DTMで作曲、音楽活動をしています。主な活動は、ゲーム開発会社へのゲーム音楽の楽曲提供、M3同人系イベントへサークル参加など。オーケストラ、サントラ系、ファンタジーなオリジナルCDアルバムも制作。猫が好き。いよいよオッサン化してきた現実を見つめる年頃となりました。

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