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まだ普通二輪免許しか持っていない僕ですが、近い内に『大型バイクに乗りたい!』ということで、メーカーのサイトやインプレ動画などを見て、初めて大型バイクを購入するならどれが良いかなと自分なりに探してみました。
僕はSS(スーパースポーツ)やレーサーレプリカ、近代的なデザインをしたネイキッドバイクよりも、オールドルック、クラシックといった少しレトロな感じのデザイン(+モダン寄り)が好きなので、そういう車種を探して個人的にピックアップしていきたいと思います。
大型ということで、750cc~1200ccくらいの排気量が大きい二気筒のバイクを探しています。著者はロングストロークの低速トルク型のバイクが好みとなっています。
※当ページで使用している画像は全て各メーカの公式サイトよりお借りしています。
トライアンフ (Triumph)
トライアンフはイギリスのオートバイ販売メーカーで、その歴史は長く、トライアンフの原型となる会社は1885年に設立されたそうです。このメーカーのバイクのデザインはシンプルでありながら洗練されていて、全体的にとても格好良いです。今のところ購入第一志望のメーカーです。
ストリートカップ (STREET CUP)

まずはトライアンフのストリートカップです。2016年の10月に発表され、日本での発売は同年11月下旬の予定です。黄色のカラーリング、フライスクリーン、カフェスタイルのレーサーカウル、バーエンドミラーが印象的です。
このストリートカップ、ルックスは古風さの中にモダンな感じも見え隠れしていますが、搭載しているエンジンや機器は現代的なものが採用されているバイクで、いわゆるネオクラシックというジャンルに分類されます。
ABS、トラクションコントロール、アシストクラッチ、ライドバイワイヤ、LEDランプ、USB充電ソケット、イモビライザー、機能的なツインメーターと、電子制御された現代的な装備が豊富に搭載されています。
エンジンは900ccの水冷2気筒で、従来のボンネビルの空冷エンジンよりも燃費やトルクが向上しており、乗り味も変わっているようです。
乾燥重量200kg、最大トルク 80Nm / 3,230rpm、最高出力 55ps / 5,900rpm。最高出力は控えめですが、車体は軽く、低速でもトルクが厚いのが特徴です。価格は1,195,500円から。
デザインはカフェレーサースタイルと呼ばれるもので、めっちゃ格好良いです。
カフェレーサーとは、カフェにたむろしていたヨーロッパの若者達が、自分のバイクをレーサーバイクのようにカスタムして、市街地でレースをして競い合ったという文化に由来しているようです。
オールドスタイルのバイクのハンドルをセパハンなどにして位置を下げて、リア(お尻)を上げると、いわゆるカフェスタイルっぽくなるようです。あとはバクステでしょうか。乗車姿勢を前傾にして、風を切るような攻撃的なスタイルにすることも可能です。
色はレーシングイエローとシルバーアイスの二つあります。イエローの方が格好良いんですが、乗ってる人もお洒落じゃないとバイクだけ浮いて似合わなさそうな感じがします。ということで僕が乗るならシルバーアイスですが、マットブラックが欲しかったなー。
このストリートカップはデザイン最高なんですが、乗りたい色が無くて躊躇しています。あとシート形状からして一人乗り登録ではないでしょうか。タンデムする人向けではないかも知れません。
まだ発売前なので評価が分かりませんが、ストリートカップは基本的にはこの後紹介するストリートツインから派生したバイクなので、良いバイクだと予想しています。
ストリートツイン (STREET TWIN)

トライアンフから、2016年1月から販売が開始されたモデルです。
こちらもストリートカップと同様の900cc水冷二気筒エンジンを積んでおり、各種装備もほぼストリートカップと同じで電子制御された現代的なバイクです。
スペックは乾燥重量198kg、最大トルク 80Nm / 3,230rpm、最高出力 55ps / 5,900rpm です。価格は999,500円からと、外車にしては安めです。
クラシックな印象を持たせつつ、それでいてモダンなテイストを感じさせる洗練されたデザインだと思います。
車体のカラーリングは、(画像上から)ジェットブラック、クランベリーレッド、マットブラック、ファントムブラック、アルミニウムシルバーの5色が用意されています。クランベリーレッドが街乗りという感じがして一番お洒落だと思いますが、僕が乗るなら渋めなマットブラックかなー。




トライアンフはオリジナルカスタムパーツが出ていて、公式サイト上で車体を自分好みにカスタマイズすることができます。
僕も試しにストリートツインのカスタマイズを楽しんでみました。↓出来上がったのがこんな感じです。
カフェレーサールックなACEハンドルバー、バーエンドミラーとかに変更してみました。一部位に1~2個しか変えるパーツが選べないので、あんまりいじれませんが、あとはマフラーをストリートカップみたいなスタイリッシュなタイプに変えたいですね。
ストリートツインに乗るなら、こんな感じのカスタムにしてサイドバッグを付けようかと思ってます。
ボンネビルボバー (BONNEVILLE BOBBER)

こちら2016年の10月19日にトライアンフから発表されたニューモデルで、1200ccの水冷エンジンを搭載したボバーです。トライアンフもボバー出すんですね。
ボバーとは、本来は1930年代~頃にアメリカで流行したダートトラックレース用にカスタムされたバイクのスタイルを指すそうです。車体やハンドルを低くして、フェンダーを短くしたり取っ払ったりして、車体の無駄な部分を削ぎ落としていった無骨なデザインが特徴です。アメリカンバイクでカスタムされることが多いです。
こちらもパッと見た感じの外観はクラシカルですが、ライドバイワイヤ、トラクションコントロール、ライティングモードの切り替え、アシストクラッチと、現代的な機能が搭載されています。その他のスペックは発表されておらず、性能は不明です。
第一印象でシートの位置に違和感を感じたんですが、リアがリジットサスなので乗り心地を考慮してこんな形になっているのでしょうか。全体のデザインは文句なしにカッコイイです。
新車でカスタム車みたいなボバーを買えるのがいいですね。発売時期はまだ不明ですが、カスタムパーツもたくさん出ると思います。でもアメリカンチックなボバーに乗るなら、僕はハーレーのドコドコしたエンジンを選ぶかなーっと思いました。
ということで、ボバーは外れるとして、トライアンフからはストリートカップとストリートツインの2種がエントリーです。
ハーレーダビッドソン (Harley-Davidson)
ということで、お次はハーレーダビッドソンのバイクに参りたいと思います。ハーレーは1903年にアメリカで設立された会社です。
ハーレーって、V型2気筒のエンジンを積んでドコドコ~と走る感じのイメージがあると思います。いわゆる日本人が想像するアメリカンタイプのバイクが多く販売されています。バイクに興味のない人が、大型バイクと聞いて想像するのがまずハーレーだというくらいに有名なメーカーだと思います。
僕はタンクの大きいバイクがあまり好きではないので、ツアラー、ソフテイル、ダイナあたりはさっくりと選択肢から除外しました。最もハーレーっぽい車体を外してナンボのもんじゃいと怒られてしまいそうですが、デザイン的にはスポーツスター(通称スポスタ)が好きなんです。
フォーティーエイト (FORTY-EIGHT)

まずフォーティーエイト(48)の紹介です。これめちゃくちゃ格好良いです。余計な飾りがない無骨な感じのバイクが個人的には好きですね。
排気量1200cc、2017年モデルで最大トルクは 96nm / 3500rpm 、乾燥重量は252 kg、車両価格は1,508,000円から。
フォーティーエイトは、2015年より前のモデルでは乗り心地が悪いと評判なバイクで、外観の格好良さを追求するあまりに快適性を損なっている印象がありましたが、2016年以降のモデルではシートやサスペンションなどが改善されて、乗り心地は以前より良くなったそうです。
しかし、車体全体のスタイリッシュなデザインを印象付けるピーナッツタンクには、相変わらず7.9リッターしかガソリンが入りません。ロングツーリングの際は、常にガソリン切れの危機を念頭に置かなければならないでしょう。
このピーナッツタンクを外すとおそらくフォーティーエイトではなくなるので、タンクを換えたいと思うくらいなら元々タンクの大きい別の車種を選んだ方が良いと思います。
まぁハーレーってそんな細かい事を気にせずに、格好良いと思ったから乗る!というタイプのバイクだと思います。携行缶持って行けば遠距離も多分何とかなります。
ハーレーの販売モデルの中ではフォーティーエイトが個人的に一番好きなデザインです。
ロードスター (ROADSTER / XL1200cx)

ハーレーロードスターは883やフォーティーエイトといった従来のスポスタよりも、更にスポーティな走りが楽しめるようにデザインされているバイクで、運転性能はスポスタの中で一番優れているのではないかと思います。
コーナリングをヒラヒラとまではいかなくても、他のハーレーに比べるとそこそこ曲がることができるそうです。ただ、重さはそれなりにあります。
排気量1200cc、2017年モデルで最大トルクは 90nm / 4,000rpm、乾燥重量は259 kg、車両価格は1,556,000円から。
マットブラックの車体が超かっこいいです。フォーティーエイトとはまた違った格好良さがあります。モダンなデザイン、そしてアーバンチックですね。地味目な僕が乗るとちょっと格好付けすぎなバイクかな、という感じがして躊躇しています。
IRON883 (アイアン ハチハチサン)
こちらもモダン的なデザインでお手頃感が人気のIRON883(通称パパサン)です。
パパサンも良いのですが、最大トルクが68Nm/4,750rpmと、上2種に比べて排気量分だけエンジンパワーが落ちています。そのくせ車両重量は256 kgと重くて価格は1,262,000円とそれなりに高いです。それならフォーティーエイトかロードスターの方を買うだろうなぁということで、パパサンは選択肢から消えました。
YAMAHAからBOLTという安くて性能が良い国産バイクが出ているので、パパサンを選ぶならそちらと比較してみるのも良いかも知れません。
ということでハーレーからはフォーティーエイトとロードスターの2種がエントリーしました。
モト・グッツィ (MOTO GUZZI)
モト・グッツィは1921年に設立されたイタリアのオートバイ製造メーカーです。個人的に、アメリカやイギリスよりもイタリアのお国柄が好きなので、できればイタ車に乗ってみたいという気持ちが少しあります。
V9 BOBBER (ブイナイン ボバー)
名前のとおりボバースタイルのバイクです。ファットなタイヤとお洒落なイエローのペイントが印象的です。
モト・グッツィのバイクは、V型2気筒のエンジンを縦置きするという伝統的なスタイルを貫いており、エンジンがタンクの両脇下からはみ出ているというルックスが特徴的です。このバランスが、モト・グッツィ独自のエンジンフィーリングや操作感を生み出すのだそうです。ちょっと気になりますよね。
排気量は850cc、最大トルクは62Nm / 3,000rpm、最高出力は55HP / 6,250rpmで6速あります。お値段は1,248,000円から。ABS、トラクションコントロールも付いています。
こちらも全体の外観はクラシック感がありながらモダン的な要素が随所に取り入れられていますね。一度は乗ってみたいバイクですが、第一印象で「これに乗りたい!」っていうほど自分好みなデザインではありませんでした。
ドゥカティ (Ducati)
こちらもイタリアのバイクメーカーです。過去にドイツのアウディに買収されて、現在はフォルクスワーゲングループの傘下のメーカーという位置付けらしいです。
スクランブラー (Scrambler)

ドゥカティってスーパースポーツ系のとにかく速い近代的なバイクを作っているイメージがあるのですが、このスクランブラーはオフロードっぽいというか、なかなか渋いルックスをしています。
というのもスクランブラーというスタイルは、オフロードバイクというカテゴリがない時代に荒地を走るためにオンロードバイクをカスタムしたバイクを指すそうで、スクランブラーと名付けられるバイクは街乗りっぽさとオフロードっぽさを合わせたような見た目をしているようです。
排気量やカスタム別に現在6種類のタイプが販売されているようですが、ベースは同じようなデザインをしています。空冷L型2気筒のエンジンを積んでいます。
このバイクのインプレを色々と見ていると、中々速くて乗っていて楽しいバイクらしいのでちょっと乗ってみたい気持ちもありますが、ショートストロークというのもあり個人的には今すぐ乗りたいっていう感じではないかな。気軽に乗れそうな感じがするのでセカンドバイクなんかに良さそうです。
ドゥカティスクランブラーからはカフェレーサースタイルのバイクが近々発表されるとのことで、今はそっちの方を楽しみにしています。
SCR950 / YAMAHA

こちらはYAMAHAが日本よりも海外に先にリリースしたSCR950です。日本でも販売されているアメリカンタイプの950ccのBOLTをベースとした車両で、クラシックなデザインをしています。
おそらくBOLTと同じの空冷SOHCのV型2気筒のエンジンを積んでおり、オフロード走行にも対応したタイヤを装着しています。カテゴリーとしてはスクランブラーっぽいです。BOLTのエンジンは好評らしいので良いバイクに仕上がっていそうです。
ラインの入ったカウルがかわいい。LEDのテールランプとリアウィンカーが特徴的です。フォークブーツ好きなんですよね。全体の形は好きなんですが、タンクとかの文字とかラインのペイントデザインは個人的にはいまいちです。
一番気になるのは248kgという重量ですね。BOLTも確か250kg近くあるので、エンジンが重いんでしょうか。ヒートガードもBOLTと一緒ですね。ステップは後方に付いています。リアサスには標準でリザーバータンクが付いているようです。
価格は8699ドル日本円で約90万円とこれも標準のBOLTと同じくらいで、お手頃ですね。日本でもそのうち出ると思います。
あまり選択肢に入らなかった国産バイク
ここまで気になっている大型バイクのモデルを紹介してきましたが、タイムリーなSCR950を除けば見事に外車ばかりになってしまいました。
国産も現行モデルをいろいろ見たのですが、やはりと言っていいのか海外のデザインの方が逸品ですねー。ネイキッドとかになると国産バイクの幅も広がるとは思うのですが。SRとかW800とかの形は好きなんですけどね。
ということでもっぱら外車の中から大型バイクを選ぶ気でいます。まだまだ知らない格好良いバイクもたくさんありそうですが、今日はこんなところで、気になっている大型バイクの紹介を終わりにしたいと思います。
しょっちゅうできる買い物ではないので、初めての大型バイク選びは自分にとって最高の選択をしたいですね。ともあれ、僕はまず大型二輪免許を取らないといけないので、教習所に通います!
それではまた。